物事は相対的に見ないとわからない。

財務系ブログを書いていて思うが、ややこしいことは順位付けしちゃうと分かりやすいし面白い。
たまに長々と財務分析記事を書くが、途中から読まれないだうなあと思いながら書いている。 というか、ネットの記事を隅々まで読む人ってほんと少数派なんじゃないだろうか。大抵の人は見出しで満足してしまう。だから、ランキングみたいな視覚的なものはネット記事との相性が良いのだ。
第一、ダラダラ専門用語を並べて解説しても面白くないでしょう。素直に順位付けしてABCD、が一番シンプルで面白い。東洋経済とかがやっている、大学ランキングが毎回バズるのは、やはりそういう傾向があるのではと思う(東洋経済さん、大学に細かくデータ提供させてそれを集計するだけのお仕事で食う飯、美味しいですか?!)。



このランキングの8位に位置している京都看護大学。設置法人は学校法人京都育英館だ。稚内北星学園大学と苫小牧駒澤大学を吸収して、あの育英館だ(関係性がよくわからないが、育英館と京都育英館は同じグループ、お財布は別々といった感じだ)。


記事によると、この学園の理事2人は中国人で、うち1人は共産党員だそう。へえ、面白そうだ。



この情報公開の中には「鄒萍萍氏」「段存斌氏」の名前が。

マジじゃねーか!

いや、ただ海外から理事招聘しただけで、これをもって共産党員とは言えませんからね。

今度詳しく財務分析します。文科省なんてガバガバなんで、こういうのも簡単にスルーしちゃうんだろうな。

日本には面白い大学がいっぱいだ。




全寮制で介護付きの大学に。




日本は~とか、欧米は~とか言うつもりありませんが、社会人ほど大学や大学院いくべきだと思いますけどね。 学ぶ意味っていうのは実社会で色々経験しないと意味を見いだせないと思うんですよね。
物理や科学、数学でも何でも良い。それこそ芸術系だってあり得る。 実学重視で税理士科目免除の大学院という選択だって考えられる。
今まで培ってきたものの中でこの学問を学びたいなという気持ちがあれば、飛び込んで良いと思います。 これだけウジャウジャ大学が沸いてるんですから、皆さんのお近くにもあるのでは。まあ、私立いくとなるとかなりの高額投資となってしまいますけどね。

財務的には社会人入試は入ってくる人が数える程度なので、大した収入にはなりません。
でも、社会人でも学べるような環境整備が進めば、市場拡大が見込めます。
ゲーセンやジムだって、最初は若者がメインターゲットでしたが、今じゃお年寄りだらけでしょう。そうしないとあの業界は生きていけないんです。

大学だっていつか背に腹は変えられなくなって、そういう大学も出てくるかもしれませんよ。入学オリエンテーションはラジオ体操、部活は囲碁将棋部のみ、全寮制の介護付き(ただし看護・介護学科学生)の大学。まあ、この場合卒業後に待ってるのは就活ではなく終活ですけどね。おあとがよろしいようで。

自分の頭で考えてますか?



このnote、めちゃくちゃバズってますね。
スマホでのSNSが浸透しきって、思考する時間よりスマホで情報を見る時間の方が長い人、いると思います。
コロナ関連のニュースだってネガティブな報道ばかり。不安を煽る方が、メディア的に視聴率もとれるからです。ネットのニュースもその中身はテレビ・新聞屋と同一ですからね。
例えば大学で働く人なら痛感している人がいますが、「コロナによる遠隔授業で学生が病んでいる」というこの報道、そんな簡単なものではないというのは肌感覚でわかるでしょう。遠隔授業を望んでいる学生の比率が高い大学もあれば、そうでないところもある。授業によって異なる。物事、そんな簡単に片づけられない。

刺激的なニュースを目にするとそれに脳が支配され、正常な思考が困難になります。何か物事に直面したとき「自分はどうか」ということを考えるのが人間として当たり前の思考パターンだと思います。でも、今は情報が溢れかえり、あのメディアではこう言ってた、あそこではこうだった、など、思考がまとまらなくなってきています。



この記事でも紹介しましたが
東京女子医科大学は各種メディアが「財務が悪い状態にある」と言っているので、今は世間一般にその考えが刷り込まれています。
でもね、普通に考えて「学費が上がる」「多額の医療収入がある」のに、なんで財務が悪いの?という疑問にたどり着くはずなのに、その辺のファクトチェックをする能力はメディアにはないので、間違った情報がそのまま拡散されるのですよ。

ネット広告費がテレビ広告のそれを上回って2年くらい経つでしょうか。それでもまだ日本は、「TV・新聞屋」という村社会の常識に振り回されている気がします。

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