落ちますよ。


大体、そういうのってテンプレートでしょ。僕も転職の時にそういう検索をしたのですが、全体的に薄っぺらいんですよね。「標準レベルにもっていく」という点では良いのかもしれませんが、面接のときに整合性とれなくなるからやめた方がいいですよ。
今大学職員だよ、という皆さん。自分の履歴書コピーみてください。「 (ノ∀`)アチャー 」って感じの文章じゃないですか?僕はちょっとアチャーでした。

他から借りてきた文章って、「覚えなきゃいけない」と脳にプログラムされてしまうから、それを口に出して話したとき、相手に響かないんですよね。
何度も言いますが大切なのは面接。よほどおかしな文章書いてなければ、志望動機なんてなんでもよいのです。それより、ケアレスミス(日付違い、漢字違い、字の汚さ)をなくしましょう。そっちのが見られます。

面接でとにかく相手を和ませる、笑わせるくらいの勢いで明るく振る舞う。そしてハキハキ喋る。理屈ではなく「あの人なんかいいね」と思わせるのです。
何度も何度も何度も何度も自問自答を繰り返し「志望動機」を深堀するのです。なんでも答えられるようになる。そして業界研究キッチリやってればOKです。簡単。

一応財務系ブログなのでそれっぽいこと言っておくと、今は本当に財務的に見て将来無くなっちゃうだろうな、という大学はいくつかあります。
そのまま潰れるかもしれないし、運よくどこかに拾われるかもしれない。それはわかりませんが、そういう大学であっても志望する場合、相当な覚悟が必要だと思います。
例えば大阪観光大学は民事再生を申請しましたし、上野学園大学は大学部門を閉じました。こういう組織の教職員は、非常に苦しい立場だと思います。




地方の大学で潰れそうになると、意外と「公立化」という話になったりするのでこれもまたわかりませんね。今でいうと徳山大学がそうですね。



とにかく、有名大学に受かれば(よほど運よくないと無理でしょう)万々歳ですが、それ以外の中堅未満の大学を志望する人は、かなりの危機感を持って挑んだ方が良いです。

弁護士・医師と並ぶ日本三大難関資格、公認会計士。医師と違って普通に暮らしていればあまり接することのない職業だし、弁護士のようにマンガやドラマの舞台となることもない、公認会計士。企業の会計監査(財務諸表監査)を独占業務としており、この人たちがいないと企業運営は成り立たない。

何気なく東京女子大学の採用ページを見ていたところ、気になる記述が。



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「公認会計士として監査法人に勤務しておりましたが」


大学職員の志望動機として、これほどのパワーワードはそうあるまい。
大学職員は、その待遇の良さからいわゆる高学歴の人は集まるが、その職務範囲の制限(というか狭さ)により、専門性の高い資格を持っている人には敬遠される。要るするにせっかく良い資格もってるのに書類整理や各種調整なんてもんに時間を費やしたくないのだ。

一般企業であれば、お抱えの弁護士や公認会計士はいるであろう。でも、こと大学職員において弁護士・公認会計士の資格を持っている人はそうそういないであろう(税理士はたまに聞くが)。

しかし東京の大学ともなると、公認会計士を職員として置くぐらい人材が集まるのか。いや、これを職員採用ページにあえて置くということは、これくらいのレベルの人じゃないと採用しませんよという強烈なけん制か。

この「先輩職員紹介」のページを見てみると、将来的に独立するにあたって学校法人専門の監査法人にしたいのでとりあえず入職したようにも読める。何せ大学相手だと儲かりますしね。そういう意味では、賢い選択だろう。

一応財務分析ブログなので東京女子大学の分析をしようと思ったが、書くまでもなく悪くない状況なので、省略します。

皆さんの周りに、「こんな難関資格持っている大学職員いるよ!」という人はいますか。

世の中国際化が叫ばれて久しい。高等教育機関も、欧米の機関による大学格付け評価機関を意識してか、外国人留学生や外国人教員の数を増やすよう号令がかけられている。そんな中、日本人学生を圧倒するような数の留学生を受け入れている大学がある。そう、愛国学園大学だ。
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愛国学園大学HPより(https://www.aikoku-u.ac.jp/jp/outline/disc/fre)

まず、このレベルの大学となると収容定員充足率が違う。直近の充足率は51.3%と、経常費補助金大幅カットのラインギリギリだ(2019年度は50%を割り、経常費補助金収入が殆どない)。
また、留学生数は183名と、在学者数205名に対して89%もの比率で占めている。

そう、いわばスーパーグローバル大学なのだ。決して収容定員充足のための外国人留学生補充ではない。
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また、中退率は23.6%と高いことから、相当厳しい教育を施していることが伺える。決して留学生が途中でいなくなったりするわけではない。

こんな状態で、財務は大丈夫なのか。

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教育活動収支(本業)でとてつもない赤字を出しているが、経常収支では持ち直している。受取利息・配当益収入が多いため、運用を上手に行っており経常収支で改善。また、短期大学や中高は歴史があるため、この時の財産があるのだと推測される。事実、特定資産(貯蓄)は26,000百万円と、この規模の大学にしてはとてつもない額を保有している。この特定資産を運用し、なんとか教育活動収支の赤字を打ち消している。

この手の大学を見ていつも思うのだが、そこまでして大学って運営する必要あるだろうか。入学試験要綱を見ると、日本語能力意見N3以上とある。そのレベルの日本語で高等教育を日本語で行えるとは思えないし、かといって英語でもやっていないであろう。外国人留学生の管理規則を大学で設けて管理しているみたいだが・・・。
教員も全体の89%を占める留学生を相手に授業をするわけだし、はっきりって自分の研究分野なんて披露できないだろう。

こういう定員を充足できない、無理やり外国人留学生を入れている大学に補助金やら投入するのって、個人的にどうかなーと思います。




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