理由は学納金の大幅減少!210704-01
2018年度までは黒字決算であったが同大学だが、2019年度より赤字転落。2020年度決算は約10億円もの赤字を出してしまった。
理由は学納金収入の大幅減少。81億円あった学納金収入は、61億円までに減少。留学生の不適切な受け入れ・管理による学部研究生受け入れ停止処分が大きく影響していると思われる。



資金収支上の赤字(どのくらいキャッシュが減ったか)は▲4億円。これにより運用資産等は下記のとおりとなった。
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運用資産は右肩下がりだ。一時期は50億円近くあった運用資産も、今では20億円までに減少。借入金も高止まりしたままだ。
この大学が凄いところは、通常こういった経常収入の大幅な落ち込みがあった場合、人件費比率が一時的に大幅増加するのだが、人件費を43億円→36億円までカットしている。
これにより、人件費比率の割合は前年度に比べわずか5ポイントしかあがっていない。6億円もどうやってカットしたのか、ぜひ知りたいものだ。
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概して、全体的に厳しい財務状態だ。
学納金の伸びはこれからも期待できない。色々と悪評がついてしまっていて、少なくとも国内の受験生にはそのイメージが定着してしまっている。となると、また留学生大量受け入れ作戦になるのだろうが、それもいつまでもつのやら・・・。

※おまけ

これ、本当にヒドイ話ですよね・・・。出身高校のランク別で学生を管理すること、まああるでしょう。でもそれは、内々でやることであって、学生にわかるようにしたらダメです。失礼すぎるでしょう。