定員未充足が常態化しているFランク大学に勤めている奴、震えて眠れ!!



このようなツイートしましたが、なぜかこの18歳人口減少期において、文科省は大学の数を増やすような政策をしています。2000年の649校から2021年の803校て、異常じゃないですか?(短大の4年制鞍替え含む)

さらに専門職大学制度の開始。



結果、新たに設置した専門職大学の約半数が定員割れを起こす異常事態に。
かなざわ食マネジメント専門職大学なんて、40名の定員に対して8名の入学者という大爆死を遂げている。


2020年度の認証評価では、「種智院大学」「東北生活文化大学」が不適合となり、いずれも財務の悪化が指摘されています。

中堅以上の大学は現在の高等教育での立ち位置を正確に把握しています。18歳人口の減少を具体的な現実として捉え、収容定員を増やすことで現状維持を保っています。
例えば、2022年度からは順天堂大学が149名、成蹊大学が20名、近畿大学223名、東京国際大学が100名等、多くの大学が定員を増やしています(その他大学も増やしています)。
これ、どういう意味かわかりますか。このレベル未満の大学は、この定員増加分入学者を吸い取られるわけですよ。この現実を正確に把握しないとダメです。
この構造が毎年毎年続いているため、定員割れ大学が増えているのです。今は約半数の私立大学が入学定員未充足の状態です。はっきり言って異常です。



イメージで言えばまだ過去の貯蓄があったため徐々に切り崩してやっていってるだけです。潰れる未来は見えていますよ。
毎年6月頃に各大学の財務が公表されるのですが、「運用資産(貯蓄)が減って外部負債(借入金)が増えている」大学の数が明らかに増えています。債務超過が常態化している大学が多くなってきているのです。
中堅未満の大学は定員増すらできないので、どうにも手が打てない状態なのです。

定員割れが常態化しているFランク大学に勤めている皆さん、それでもご自身の大学が潰れないと思いますか?財務諸表は見ましたか?



まあでも、定員割れを起こしてもうまくやっている大学もあります。例えば広島のエリザベト音楽大学。



定員割れが常態化し本業は赤字ですが、運用益により全体的には黒字を保っています。貯蓄もしっかりしており、収支黒字・貯蓄良好状態。しっかり先を見据えた経営をしていたわけですね。

一方、同じく音大で定員割れが常態化していた上野学園大学は普通に潰れちゃいました。


定員割れ常態化大学でも財務良好なところがあるので、一概には言えませんが、大抵は財務も連動して悪いです。

何度も何度も語っていますが、マスコミが財務悪い悪いと吹聴し続けている東京女子医科大学も、実はそんなこともないですしね。

受験する学生はもちろん、就職する教職員は「その大学の財務はどうか」はしっかり見極めた方が良いです。特に職員。ずっとその職場しか経験してない大学が潰れたりしたら、あなたの将来は間違いなく真っ暗ですよ。