イェーイ、文科省みてるぅ~?

以前書いた記事、やはりというか予想通りになった(当たり前であるが)。



日本大学の2021年度決算が公開。





教育活動収支は91億円、経常収支は100億円の黒字。運用資産も4%増加でフィニッシュです。
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中身を見てみると、予算の段階で見込んでいた国庫補助金が91億円丸々なくなった。
その一方で、コロナ関連補助金で地方公共団体補助金が50億円増加。

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差し引き40億円のマイナス。コロナ関連補助金がなくとも、黒字だ。
これを見てわかると思うが、受験者数減少による手数料収入の減少なんて、収入の極僅かなので、財務的には些細な問題なのだ(入試戦略的にはマズイだろうが)。
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手数料収入がほぼ入学検定料収入だが、この図からわかるとおり、全体の2%しかないのだ。
学納金が57%、医療収入が27%で、この2つが安定的に入ってくる限り、日本大学の財務が揺らぐことはない。
「受験者数減少で日本大学が経営危機!」なんて煽ってた人たち、あれ全員ウソつきです。

結果的に、日本大学は補助金がなくとも問題なくやっていけています。
これからも反省するフリをしてのらりくらりやるでしょう。

それよりも問題は井ノ口氏の親族が代表を務めるエルフエージェンシーとの取引。
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来年度から注記の必要がなくなるが、

まさかまだ取引継続しているなんてことないですよね??

いやいや、さすがにそれはないか。

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by カエレバ