2021年01月

大学院進学?いいね!今はどの世代でも年齢関係なく大学や大学院で学ぶ時代。学ぶ喜び、大人になると余計に噛み締められようになるよね。

で、進学先はアカウンティング系で税理士試験の科目一部免除狙い?それとも国内MBAで経営に関するプロフェッショナルを目指すとかかな。 え?違う? 特に資格の科目免除とかがあるんじゃないんだ。

じゃあ、どんな専門科目学ぶの?

「通信・遠隔教育論」「大学制度の国際比較」「実践的FDとSD」...

へ、へぇ...それって、本読むだけじゃダメかな。 でも、学問の内容なんて外の人にわからないからね。そういった広いテーマは、修論まで達成すると結構すごいのが完成するんじゃないかな。
過去の修了者はどんなテーマで修論書いてるの?

2017年
「入学前教育の現状と今後の展望についての考察」
2019年
「ジョブサポーターの実務とは何か -就職支援とその課題-」


・・・



あ!もしかして通信制だから、すごく学費が安いんだ!!
え、通信制もあるけど通学のものは2年で200万円?!他の文系大学院と変わらないじゃないか!
情報商材よりタチ悪・・・おっとすまない。
通ってる人も満足して仲間もできるみたいだし、外野から色々言うことじゃないね。お金いっぱい持ってるなら、そういうのもアリかもね。

あ、住宅ローン抱えてるんだ・・・。


ずいぶん思い切った大学院選びだね。
ちなみに、研究科名教えてくれるかな


大 学 ア ド ミ ニ ス ト レ ー シ ョ ン 研 究 科

財政悪化で教職員が掃除、新羅大清掃員51人不当解雇=韓国



韓国はかなり経済が悪いので、こういう極端なことが起こるのだろうが、日本の大学でも近い将来似たようなことが起きそう。


記事によると

大学側は大量解雇により教職員が自主的に掃除をしたり、清掃労働を自動化する方法をとる立場だ。

とのこと。


大学の清掃委託って結構お金かかるんですよね。キャンパスっていつもピカピカでしょう。トイレなんて本当に清潔に保たれている。

あれ、毎朝掃除の人がやってくれてるからなんです。


掃除に限らず、大学職員って結構仕事を外部委託してますよね。生協や警備はもちろん、大規模大学なら入試業務や学費に関する業務も外部に委託しちゃってます。学部学科設置の時、紀伊国屋にお世話になったところも多いのでは?
もう大学職員の仕事ってなんなんだ、という話になりますけどね。

そう、ただの中抜き屋です。我々。


でもまあ委託するのはお金がかかるので、これからはケチって自前でやるところも増えるでしょうね。特に掃除とか専門性がそれほど高くないものは(職業の貴賎を言ってるのではありませんよ)。


最近の潮流として、自前の株式会社作ってそこに委託しちゃうというパターンもありますね。

早稲田は特に自大学設立の株式会社が多くありますよね。
早稲田大学出版部、早稲田大学プロパティマネジメント、早稲田大学アカデミックソリューション・・・。


事業規模はわかりませんが、その辺の地方大学より力あるんじゃないかなあ、と個人的に思っています。

あ、そうそう、理事長の親族で固めた身内の会社に大学の業務を委託する大学もありましたね。


委託できるだけ、体力があるこというと!
貧乏大学は、これからも委託できず職員自ら汚れ仕事をやるのです。
現に日本海側の大学は、雪かきが職務の一つになってますからね。恐ろしや。


令和3年度私立大学関係政府予算要望を文部科学大臣等に手交



担当者なら把握してるかもしれませんが、令和2年度はコロナやそれに伴うICT機器整備支援に対する補助金が交付されましたよね

それに限らず大学業界は税金の免除、経常費補助金、科研費など、国から色々よくしてもらってるんです。


私大連盟は毎年「もっと金くれ!」という要望を大臣宛に出すのですが、それをもって文科省は予算を組む準備をするわけですね(私大協会は何やってんの?)。

待ってても何もしてくれないんです。とにかく力、圧力、ロビー活動!

大げさに騒ぎ立てて、とにかく予算を確保!

私大連盟なんて何やっているかわからないような機関ですが、こうやってお偉方同士がつるんで仲良くコネ作って自分のところの業界を良くしようと、腐心してるわけです。

これだけ恵まれた業界だから、どこもかしこも大学作りたがるんですね。


そういえば、昨日はブログのアクセス数がやけに多いなと思ったら...


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インフルエンサーからのフォローキタ―――(゚∀゚)―――― !!

発信力があるツイッタラーが少ない大学職員界隈で、唯一多くのいいね数を稼ぐツワモノ。そう、2009年に「これが有名私大の職員の年収だ!」というブログ記事で大学職員のホワイトっぷりを大暴露してしまった大悪党だ。


どうやらこの方経由でブログにたどり着いた人がいる模様。

ブログ収益って、アクセ数でも稼げるんですね(数円ですが...)。


たまにあるのですが、多くのフォロワーを持つ人がいいねやリツイートすると、ものすごい人数がブログになだれ込むんですよね。

やっぱ世の中コネですな。いかに有名人に取り上げてもらうか。媚びへつらう。それが底辺ブロガーの生き方や!


就職率悪いですね。5年ぶり低水準らしいですが、この状況で就職できた方、特に大学職員に内定を得た方は、本当に恵まれている(優れている)と思います。すばらしい!
4月から色々と大変だと思いますが、頑張ってくださいね。



しかし、下の文科省の図を見る限り、リーマンショック後の余波世代、マジでヤバかったんだな・・・。 
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※文科省HPより(https://www.mext.go.jp/content/20210108-mxt_gakushi01-000012090_01.pdf)



話は全く変わりますが、最近「当ブログで〇〇人合格しました!」とか、「合格する秘訣教えます!」みたいなブログやらが増えているけど・・・


そんなの読んでも意味ないよ!!

結局大学なんて一般企業より閉ざされたコミュニティなので、より運要素が強いです。
必要な要素は下記のとおり。

  • 志望理由やその他質問に対する答えを論理的に答えられるよう、整理し、口に出して説明できる力
  • 一緒に働きたい人と思わせるよう、相手を楽しませ、笑わせ、明るく振る舞う

あとはあなたの人間性とタイミング、その時人事がほしい人材がマッチングしているかどうか次第です。
面接にテクニックなんてありません。

例外もありますが、一般論として大学職員は公務員のように組織をかき乱さずうまく立ち回れる人間がほしいのです。「改革ができる人間!」なんて募集広告に貼ってるところもありますが、それはあまり前面に押し出さないほうが得策ですよ。

考えてもみてください。今皆さんがいる職場、なんで自分が受かったかなんて理由ははっきりしないでしょう。専門職でもない総合職採用なんだから、結局は直観なんですよ。その職場と合ってるか。

これから就職に挑む方は、変なテクニックに走らず素直な心で、きちんと用意をしてから挑んでください。大学職員への道とか見てればいいんです。あとは面接の準備・練習!


でもまあ、あれ系のブログでマネタイズしようとする努力はすごいと思いますが・・・。なんでああいうのって胡散臭く見えてしまうんですかね?アフィリ系ブログの宿命でしょうか。




コロナ禍で大学界隈の人たちはいろいろと大変だと思いますが、こんな緊急事態宣言下でも広まらないIT化、とりわけペーパレス化について、複雑な思いをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

確かに大学は公の性質を持つもので、紙の書類等を一般企業より大切に扱わないといけないのは理解できます。が、ここまでノロノロと何もしないのは、本当に無能と言わざるを得ません(私の所属する機関の愚痴ではなく、大よそどこの大学も似たような状況にあると思います)。

大体、年収1千万円を超えているような教授陣らに旅費や物品購入、稟議書にハンコを押させること自体が罪なのです。そんなことに時間をかけている場合じゃないですよ、と。
小学生の頃に見たアニメ『幽遊白書』でコエンマ様が紙の書類に次々とハンコを押していく様を見て、「アホな仕事の進め方してるなあ・・・」と思っていたのが遠い昔。今、まさに同じことをやってしまっています。

常々思っていたのですが、日本の組織は動機づけがないとやらないのです。
例えばIR(企業IRではなく大学のIR)。あんなもの、多くの大学が不要だし、必要な大学だけやれば良いと思うのですが、文科省が「やれ」と指示し、経常費補助金等の各種助成金の得点化することにより、一気に広がりました
(不要な仕事を増やしただけだけどね)。
書類のペーパレス化も、得点化してしまえば良いのです。「文科省が言ってるから」「補助金の算出基礎になるから」という小学生みたいな理由で、組織は動くのです。
現にIRなんて、いらないのにどの大学もよく専任教員や専門部署を置くなあと感心しながら見ていました。
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この表の中に「ペーパレス化を全面的に実施している」を加えるだけでOK!あと、多くの大学が必死に食らいついている総合支援事業にもこの内容を盛り込みましょう。
それだけで多くの教職員が救われ、コストカットにもつながります。

会議の様子のモニター画面をさらにカメラで直撮りして、その様子をYoutubeにアップしてしまうような文科省さんには少し難しいかもしれないけど・・・




時代はもっと進んでいるよ!

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