2021年06月

ややこしいわ!

どうやら調べてみると、完全中高一貫にするための高校受験(外部)の募集停止のようです。



そしてこの記事を見てふと思った。こういう歴史ある名門校の財務ってどうなんだろう、、、

それでは見てみましょう。
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まずこのホームページ。受験生に媚びないその古風なスタイルは、完全に名門のソレである。
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教育活動収支(本業)は毎年1億程度の黒字。全体の収支も同じく1億円程度で推移しており、安定した収支。しかしやはり中高のみでは黒字幅少ないですね・・・。
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ストックも中高のみ法人にはしっかり特定資産積立てを行っており、磐石。借り入れもそれほど多くなく、全体として良好な財務状態だ。全く問題なし。

しかしこれほど名門な所でも、安定してるとはいえ規模は小さいですね。これから私立中高も、生き残りをかけて大学設置法人と合併する流れは続きそうです。
中高だから設備等投資にそれほどお金がかからないとはいえ、これじゃあ大学付属のところと差がついていっちゃいますよ。中高のみでやっていく美徳もあるのでしょうか。
まあ、これだけのところになると、合併なんて話があると教員の猛反発があるでしょうが。

なんで入学しねーのに入学金払わないといけねーんだよ!

学生の頃思ってたこと。

私の家は貧乏だったので、入学金をどこかに納めた状態で他を受け、他が受かったらそこを辞退する、なんて考え最初からなかったです。だって、入学金とられたままなんて、ムリゲーすぎる。




さて、入学金に関しては大学は返済義務なしの判例が出ているので、要旨を抜粋する。

・大学の入学試験の合格者が当該大学との間で在学契約又はその予約を締結して当該大学に入学し得る地位を取得するための対価としての性質を有する入学金を納付した後に,同契約又はその予約が解除され,あるいは失効しても,当該大学は当該合格者に入学金を返還する義務を負わない 



他にも色々と書いているが、ここでは入学金について「当該大学が合格者を学生として受け入れるための事務手続等に要する費用にも充てられることが予定されているもの」としている。

ここからはあくまで「大学側(特に財務的な観点から)」の立場として申し上げます。
大学は常に入学辞退リスクを抱えています。入学があった者は今後4年間、退学等しない限り学費を納めてくれるものと見立てて予算を組むのです。

大学受けてくれてありがとう、合格したから入学手続き金(学費含む)払ってね、それじゃ入学のための手続き進めるね。
え、他の大学受けたから他にいきたい?じゃあ在学しないし学費は返すよ。え、入学金も返せ?もう手続きしてる入学してくれるから入学金払ってくれたんじゃないの・・・。

これ、どっちが正しいですかね。
まあ、僕が学生の頃なら「それでも入学金返せ!」って叫んでたでしょうが。

だから、朝日の記事で学生は「入学金の納付期限を国立大の合格発表がある3月上旬か下旬に伸ばしてくれ」という要望だ。
でもね、大学から言わしたら「3月下旬まで入るかどうかわからない学生が一定数いる」というのはめちゃくちゃ怖いよ。なんせ、その人の分を見込んで4月の各種行事の準備進めないといけないんだから。だから、入学金を返還しないというのは強烈なけん制となる。
これが入学金も返すとなったら、グチャグチャになるでしょうね。

学生が意見するのはものすごく良いことだけど、それだったら大学だって反論する。消費者の意見だけ聞いていたら、メチャクチャな世界になってしまいますからね。
でも、こんな記事書くとメチャクチャ批判されるでしょうけどね・・・。

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