2022年05月

まずは環境から

本社移転のお知らせ





場所を調べてみると、日大の校友会の事務局等がある「桜門会館」らしい。

以前はここから離れたところの、世田谷にある古いビルの中に事業部があったことは、Youtubeでも紹介した。
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日本大学事業部の設立は平成2010年1月。85件もの会社名称に関する応募があったにもかかわらず、「日本大学事業部」というシンプルなものになった。
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綺麗な清算を期待したいところだが、まあ決別宣言後にこんな記事が出るくらいですし、難しいだろう。

田中前理事長「永久に決別」のはずが… 有罪確定直後、日大で校友会幹部らと面会



特に大学に事業部というのは情報開示がほとんどないため、中身が見えづらい。いくらでもやりようがある。本当に改革できたかどうかなんて、結局のところ闇の中なのだ。

財務のヤバさ≒学園のヤバさ



ツイートした通りだが、一番古いデータの2008年からは、明らかにBS上の運用資産・借入のバランスが悪化している。
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2015年~2020年の6年間にかけて、黒字だった年は3年間のみ。
見てのとおり、この12年間で運用資産が5億円程減り、借入が8倍にも増えている。

機関別の収支も公開されており、大学部門が明らかに足を引っ張っている。
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それもそのはず、大学は2010年の学生数266名から、2020年には184名まで減っている。
少子化、短期大学回避の流れをモロに受けている。
一方で高校部門は一貫して黒字であり、学生数もそれほど変化はない。
ただし、今回の報道で今後の入学生数に大きな影響を与えることは間違いない。偏差値も42と、かなり苦しい状態だ。

この学園が一発逆転できる手は一手のみ。他学園による買収である。この高校はスポーツではかなりの成績を残しており、学園の広報にはうってつけだ。
ただ、この学園が身売りするとは思えない。なぜなら、この八商学園の理事長は、あのセクハラオヤジの
中川靜也氏だからだ。


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