これから先細っていく一方です。


ブログでも音楽大学の財務ランキングを取り扱ったが、日本の音大はかなり微妙。


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教育活動収支が赤字でも経常収支が黒字になっている武蔵野音大、エリザベト音大は配当益によるもの。投資活動をしっかりやってきた結果ですね。

ブログでも取り上げていますが、学部収容定員充足率の3か年平均が100%を超えている大学、3つしかないんです(ブログ執筆時点)。あとは全て定員割れ。恐ろしいでしょう。
少子化かつ上位大学が定員増やしていますし、状況はこれからも悪くなるでしょうね。
そもそも、日本の経済全体が縮小している中、音楽業界自体も厳しくなるでしょうし、音大に進学するなんてよほどの金持ちしか無理でしょうね。

個人的には、音大含め芸大・美大は原則公立するのが望ましいかと思います。それじゃないとやっていけない。今、BF限界大学を各自治体で公立化するのが流行っていますが、どうせやるなら音大美大とか、公共性のあるものにした方が日本にとって良いと思うんですよね。
徳山大学しかり、どこにでもあるような学部を持つ大学が経営成り立たなくなって、中途半端に公立化して存続させても意味ないと思うんですよ。

まあ上野学園しかり、これから音楽大学はゆるやかに統廃合していくのでしょうが、その地域から音楽大学が消えるっていうのも悲しいですね。