2023年05月

めっちゃ学校作ったけど多すぎるから整理するわ!すまんな!



再三言っているように、文科省は大学の合併・譲渡・閉鎖の動きにシフトしている。
記事を要約すると
「閉鎖した大学から受け入れた学生は、補助金の計算には入れない(超過による減額補正がない)扱いにするよ」ということだ。

受け入れる大学からしたら、苦労せず学生をゲットできる、おいしい制度だ。弱肉強食の流れはこれからも続く。


この記事でも書いているが、大学が増えすぎ・飽和状態であることはずっと前からわかっていた。わかっていたのに放置し続けてきた文科省の罪は大きい。おまけに、専門職大学なんて奇天烈な政策まで打ち出している。



上位大学の収容定員増加はこれからも続く。進学率は上がっても学生数は減る。中堅未満大学はお先真っ暗だ。


事業団がこんなことまでやっている。世も末だ。
合併に向け事業団が「学校法人との顔合わせまで」を担当するらしい。

大学の序列は基本固定だ。どう考えても今定員を割っている大学が逆転する手段はほぼない。そのうえで、身の振り方を考えなくてはいけない。

大繁盛じゃい!!


以前も取り上げた関西医科大学。



その資金力から、学費値下げでも財務ダメージは軽微なである。
670万円もの学費値下げを発表した最初の年。受験者数は1,500名も増え、実質倍率も6.1ポイント上昇。
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下記サイトによると、関西医科大学は私立大学で3番目の学費の安さだ。


学費が安ければ安い程、偏差値が高くなる傾向にある。日本一学費が安い国際医療福祉大学の偏差値67.3に対し、日本一学費が高い川崎医科大学は61。
今後も関西医科大学には優秀な学生が集まるだろう。


調べてみたところ大阪市から離れているものの、立地は悪くない。
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また、同キャンパスにとてつもない建物を建設していた。どうやらホテルのようで、患者を受け入れる施設だそう。これが財務強者の資金力である。学費値下げ、キャンパス拡充により志願者増…これでは限界大学が勝てるわけがない。
それほど財務が盤石であるということは、学校経営に大きな影響を及ぼすのだ。

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