大学の公立化。それはFランク大学に残された最後の手段であり、禁断の果実でもある。 大学をまともに運営できなかった無能をまとめて税金で救う、それが大学公立化である。



山口県の徳山大学の公立化検討会議が2月2日、最終回を迎えた。
周南市長は会議の最後にこう述べた。
「会議の報告書を踏まえ、市民の意見を聞きながら、来年度早期に公立化の方向性を決定したい」

いやもう公立化する気満々やん!



そんな結論ありきで公立化が進む徳山大学、第4回検討会議の中で使われた、経営上の収支シミュレーションがあるので一つ一つ見ていく。

まず一つおかしいのが、潰れかけの大学のくせに看護学科とスポーツ健康学科、情報科学科を新設し、収容定員を1400人から2600人にしようとしているのだ。運営費交付金(税金)がいっぱいもらえる学科をとりあえず新設するそうだ。
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※市のHPより(http://www.city.shunan.lg.jp/uploaded/attachment/64659.pdf)

なぜ潰れかけの大学なのに、攻めの経営に出るんだい?(ロナウド風)。

スポーツ奨学生や留学生のための支出として毎年300百万円も使っていたそうで、それも無くすようだ。それは良いだろう。何せ同大学の教育活動支出は1,439百万円なのだから、およそ2割を奨学金に充てていたことがわかる。

そして、公立化後の収支シミュレーションが示されているが、察しの良い皆さんならわかるだろう。
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収入のほとんどが運営費交付金(税金)じゃねーか!

運営費交付金(税金)の収入が増えるから、黒字になって大丈夫!私学の時は私学助成金ちょっとしかもらえないから運営厳しかったけど、これからは市がお金だすから黒字で大丈夫だよ!ということだ。

資料によると、収入に占める運営費交付金の割合は57%だ。ちなみに学費収入が3割。

そんな税金依存の大学、本当に必要か?


また、学科再編に伴う施設設備支出として3,900百万円もの費用を見込んでいる。
現状、徳山大学は特定資産と現預金で2,000百万円しかないので、これまた税金の投入でなんとかするのだろう。



こういう話をすると「地方に大学は必要!若者が流出する!」というが、わざわざ大学なんて介さなくても直接お金配って若者食い止めればいいじゃないですか。
大学挟む必要あります?人件費とか施設費とかで、余計なお金ばかりかかって本当に若者の流出止められるんですかね?

大学の公立化は大学にとっては延命、市長にとっては分かりやすい功績、市にとっては関係団体の増加(天下り)という、それぞれの利益があるため、市民そっちのけで実現される。

本当に公立化が正しい選択か、もう一度考えたほうが良いと思いますけどね。