弁護士・医師と並ぶ日本三大難関資格、公認会計士。医師と違って普通に暮らしていればあまり接することのない職業だし、弁護士のようにマンガやドラマの舞台となることもない、公認会計士。企業の会計監査(財務諸表監査)を独占業務としており、この人たちがいないと企業運営は成り立たない。

何気なく東京女子大学の採用ページを見ていたところ、気になる記述が。



210208-1

「公認会計士として監査法人に勤務しておりましたが」


大学職員の志望動機として、これほどのパワーワードはそうあるまい。
大学職員は、その待遇の良さからいわゆる高学歴の人は集まるが、その職務範囲の制限(というか狭さ)により、専門性の高い資格を持っている人には敬遠される。要るするにせっかく良い資格もってるのに書類整理や各種調整なんてもんに時間を費やしたくないのだ。

一般企業であれば、お抱えの弁護士や公認会計士はいるであろう。でも、こと大学職員において弁護士・公認会計士の資格を持っている人はそうそういないであろう(税理士はたまに聞くが)。

しかし東京の大学ともなると、公認会計士を職員として置くぐらい人材が集まるのか。いや、これを職員採用ページにあえて置くということは、これくらいのレベルの人じゃないと採用しませんよという強烈なけん制か。

この「先輩職員紹介」のページを見てみると、将来的に独立するにあたって学校法人専門の監査法人にしたいのでとりあえず入職したようにも読める。何せ大学相手だと儲かりますしね。そういう意味では、賢い選択だろう。

一応財務分析ブログなので東京女子大学の分析をしようと思ったが、書くまでもなく悪くない状況なので、省略します。

皆さんの周りに、「こんな難関資格持っている大学職員いるよ!」という人はいますか。