また俺何かやっちゃいました?そう、東京女子医科大学だ。

2月9日、衝撃的なニュースが流れた。

東京女子医大「不適切な行為で感染、休んだら無給」 職員に通知
 

先に言っておくと、 ①大学側からの自粛要請に反した行為②明らかに不適切な行為――のどちらかが認められた場合、休業中の給与を無給にするといった内容だ。
組織として、従業員を律するために一定の規則を設けることは至極当然だ。コロナに関しても、やはり世の中には不適切な行為が散見される場面があるため、押さえつけたいという気持ちがあるというのもわからないでもない。
でも、他の企業が同じようなことをしないのは、不適切の境界線が曖昧なのと、それをやることで従業員から反発があること、世間の反発があるからだ。つまり、普通はこんなことやらない。でも、東京女子医科大学はやってのける。

このブログでも何度も取り上げているが、東京女子医科大学は財務が必ずしも悪い状態にあるとは言えない。借金はたまっているが、むしろ今後は学費値上げで財務が改善される見込みだ。



東京女子医科大学は職員のボーナスをカットしたり 



組合と揉めまくっている。働く立場から考えたらそりゃそうだろ。コロナ禍で大変な中、ボーナスカットされるわ無給だと脅されるわで、モチベーションは下がる一方だ(ちなみに組合から言わせると、同大学はこれ以前から昇給がなくなったりと散々な対応をうけてきたそうだ)。

他記事にも書いているが、教育活動収支(本業)も基本金組入前収支どちらとも、3年連続大きな黒字を達成している。「3年連続赤字が続いている!」と平気でウソを書く医療ライターもいたが、実際は黒字続きなのだ。
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ちなみに、借入金は増加し続けている。これは、設備投資によるものだ。財務が苦しいというのであれば、設備投資なんてやめればいいのだが・・・。
とにかく、今の財務状態で言ったら、これらを緩やかに返済する能力は十分にある。
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従業員に報いるくらいの余裕はあるのに、徹底して従業員を絞る東京女子医科大学。恐ろしい。