自分の大学って財務大丈夫なの?

大学で働いている人なら誰しもが思い浮かぶ疑問。
けれども、学校法人会計って複雑。
勉強したいけど気が進まない。そう思いますかね。
春から大学職員で会計部門に配属になった!という方もいるかもしれない。
いずれにせよ、会計の知識は社会人として必須。必ず通らなければいけない道です。
そこで今回は、会計のスキルを身に着けるためのオススメ本を紹介します。

まず、こちら

みんなが欲しかった!簿記の教科書日商3級商業簿記 第9版/TAC/滝澤ななみ
by カエレバ

学校法人会計の知識をつける前に、まず簿記3級の知識をつけてください。
簿記3級の知識は、それこそ社会人にとって必須です。モノを購入する、仕訳する、財務諸表に転記するという一連の流れは、組織で働くうえで理解しておく必要があります。
仕訳という作業が特殊すぎて最初は意味不明ですが、それでも何回も何回も本を読んでください。最終的に財務書類にこう反映されるんだ、と理解できたときの達成感はすごいです。
あなたの部署で起案している伝票1つ1つが、学校法人の運営・財務諸表に影響を与えているんですよ。

これを何回も何回も読んで理解できたら、資格試験受けるのもヨシ、そのまま学校法人会計に移るのもヨシです。

次に、学校法人会計という企業会計とは違ったものを理解するため、下記の書籍を読んでみてください。


学校法人会計入門 第8版/税務経理協会/増田正志
by カエレバ
学校法人会計の入門は、これが一番かと。科目1つ1つの解説もあるので、わかりやすい。皆さんが日頃出金伝票でよく使う科目がどういったものなのか、ここで理解すると良いです。
広報部門は広告費支出、入試部門は旅費交通費や業務委託費、など。
これも何回も何回も読んで理解できたら、あとは財務諸表関連専門の本に手を出すのも良いかもですね。


もっとわかる学校法人会計の仕組みと決算書の見方 /ぎょうせい/梶間栄一
by カエレバ

ブログやツイッターで何度も発信していますが、大学職員に必要なのは実務力です。高等教育論語るために交流会行くより、まずは目先の仕事をいかに早く効率的に片づけるかを考えてください。あなたが高等教育を語っても、何の影響も及ぼしませんので、理事にでもなってから考えましょう。

今のうちから会計やITスキルの勉強を重ね、年をとっても尊敬される社会人でありたいですね。