結局金に働いてもらうのが最強!



「本事業では、東京工業大学が附属高校跡地(JR田町駅前の約23,000平方メートル)を開発事業者に貸し付けたうえで、産学官連携拠点を含む官民複合施設として再開発し、開発事業者からの貸付料収入により財務基盤の強化を図るもの」
「75年間の定期借地権が設定され、再開発を主導する民間事業者が約25万平方メートルにもおよぶ官民複合施設を建設し、東京工業大学の教育研究施設や大規模な産学官連携のインキュベーション施設、最先端技術を活かした大学発ベンチャーなどのビジネス拠点となる計画」
「東京工業大学は借地期間中に開発事業者から貸付料を得るとともに、代物弁済によって財政負担なく大学施設を取得。これにより、東京工業大学は75年間にわたって年間45億円の貸付料収入を得る予定で、財務基盤の強化および産学官連携拠点形成への貢献が期待されます。」



よよよよ45億円~!!
しかも年間!ちなみに東京工業大学の授業料収益が約45億円なので、同額が毎年何もしなくても入ってくることになる。経常収益は466億円なので、約1割も利益が自動的に増加。
跡地の面積「約23,000平方メートル」は東京ドームの半分くらいの広さで、あの立地でそのような広大な土地を持っていること自体、ものすごい強みだ。

やはり土地ころがしは素晴らしい。リスクなんてないようなものだし、何より都内に持っていれば完全に勝ち組になれる。朝日新聞とかも、収益の主体は不動産事業ですしね。
日本の大学は長らく本業のみで収益を立ててきたが、やはり収益の分散化は必要だ。何か起こった時に別のどこかで補えるような財務体質にしておくのは、当然のことだ。




早慶だって資産運用を積極的に行っているし、それに追随しているところもある。
中小大学は規模拡大によって生き残りを図っている。

皆さんのお勤めのところはどうですか?
今この状態で、何もアクションを起こさず、SDやFDやら呑気なこと言っているようなら、本気で転職を考えるべきです。
これからは、というか今現在もですが、「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」時代かと。この動きはいっそう強くなりそう。