借金こさえないといけない業でも背負っているのか?

なんとなく各大学の財務諸表を見ていたら発見。聖マリアンナ医科大学。
1960年設立と後発の大学で、神奈川県に所在する私立医科大学だ。
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運用資産と借入金を眺めていたら、2019年度に大型の借り入れを行っている。
運用資産も大してないのに、よくこんな借入やるな・・・という感じだが。銀行からしたらいいお客なのだろう。収入は堅いし、公益性のある法人でもある。

どうやら創立50周年事業で2022年、24年、26年にそれぞれ新病棟等の新設計画があるそうだ。そりゃお金がかかる。



どでかい構想だ。こりゃ儲かっているところしか成しえないキャンパスですね。それでは収支を見てみよう。
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こちらは資金収支だ。毎年数十億程度の黒字が達成できており、上記設備投資を行った2019年のみ大きな資金収支赤字を出している。
同大学は赤字の要因について、事業報告書で下記のように記載している。

「(赤字の)要因としては、患者数減少や平均単価下落により医療収入が伸び悩む一方、リニューアル計画上の必要経費や直接材料費の増加のほかに、入試実態調査に係る第三者委員会関連経費、適時調査返還金、保有株式評価損の計上等の特殊要因が大きく影響しました。」

それ、あなたの感想ですよね?(AA略)
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上記のように医療収入は右肩上がりだ。原因としては1つ、校舎建て替えのための医療経費支出増加と施設設備支出の増加だ。
まあ、この大学のように稼ぐ力があれば、何年もかけて返せるのでしょうけど・・・。なんで医科大学って十分貯蓄しようという概念がないんですかね?積極投資は確かに評価されるべきですが、こと学校法人においては一概にそういえません。
医者のみなさん、こんなにポンポン病棟建てるのって絶対必要なのでしょうか(そりゃあるに越したことはないだろうけど)。




まあ日本医科大学なんて500億円も借入金あるから大丈夫か!
大いに借金して大いに設備投資して大いに稼ぐ、それが医科大学のやり方じゃい!