こりゃ学内ヒエラルキーは高校>>>>大学だろうな



高橋由伸や織田裕二らを輩出した名門・桐蔭学園で内紛が起きているそう。
記事によると、学園から一方的に給与カットが言い渡され、訴訟問題にまで発展しているそうだ。

同学園の財務状況を見ていこう。

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まず、借入金は昔から多いようで、現在は徐々に減っている。同時に運用資産(貯蓄)も減っているので、あまり良くない状態であるのは確かだ。
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収支も不調だ。ここ5年間ずっと赤字で、確認できる財務書類である平成23年度の収支から、ずっと赤字だ。
どこが足を引っ張っているんだろう・・・。あ、もしかしてあまり有名ではない大学部門である「松蔭横浜大学」が足を引っ張っているのか?と思い収支内訳を確認してみる。
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高校部門、お前だあああああああああ!!!

いや、学納金収入が大学部門に迫る勢いなのは確かにすごいよ?でもね、学納金が27億円なのに、人件費に31億円も使っちゃダメでしょう?算数苦手なのかな?
中学部門の赤字はこのご時世仕方ないにしても、高校部門でこれはナシでしょう。この赤字分をほかの大学部門とかでカバーできれば良いが、残念ながら大学部門でも赤字。そんな状態でどこ削ろうかとなると、そりゃ人件費に目が行くよね。
記事では教員がこう語っているそうだ。

「支出についてブラックボックスの部分があまりに多い。こうした不信感が、今回の提訴の背景にあります」

いや一番ブラックボックスなのはあんたらの人件費や!


とはいえ、まあ労働者として抗議するのは当たり前でしょう。大いに戦って良いと思います。桐蔭学園も最近じゃ東大合格者の数が減っていると聞きますが・・・。

しかし、高校の人件費が大学を上回る財務諸表なんてなかなかお目にかかれない。これが桐蔭学園の教育力の源泉なのでしょうが、何事にも限度ってものがありますからね・・・。
限られた資源でやっていくしかないです。
ずっと頭の中では昔の栄光のままの人がいるから、こういった人件費カットは信じられないのでしょうね。