カテゴリ: ヤバイ!(悪い)大学

失うものが何もない無職の中年が一番怖い

当該ツイート、ゆるく拡散されつつあるので情報を整理しておきたい。

まず、このニュースで放送された「入学生」としてカウントされているのは
・大学
・大学院
・短期大学
・研究生
・留学生

の数値が「2036人」ということだ。
まず、「大学」の募集人員は1070人だ。


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「短期大学」は75人、「大学院」は46人。
「留学生」は定員が100人ほど設けているが、「日本人含む」と書いてありよくわからない。
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「研究生」を調べてみると「聴講生」扱いで、定員等は見当たらなかった。

ちなみに話題となった「留学生1600人失踪事件」で研究生等の受け入れ停止指導をしたはずだが、2021年度入学生にもしれっと入っている。

文科省さん、仕事してますか?


これらの数字全て足し合わせても、1200人ちょっとの定員だと思われる。
その定員から、2000人もの学生を受け入れるのは、普通考えられない。
なぜなら去年の入学者数は1120人で、現員も4269人なのだから。
いや、それをやってのけるのが我らが東京福祉大学なのだ。いったいこのうち、何人が留学生なのか・・・。

さて、なんでこんな問題が起きてしまうかというと、ひとえに文科省が甘いだからだ。政策を決めるのは政治家なので文科省としてできる範囲は限られているだろうが、そうはいってもこのような事態に陥らないように事前に準備しておくのが省庁
の仕事だ。
「専門職大学」等で新たな利権を作り、あたかも日本の教育のためにやってますよ感を出しているが、新しいことにしか目がいかず、こういう既存の制度がガバガバだから大学からナメられるのだ。

定員超過で有名なのは都築学園。過去には、都築学園の第一経済大学が定員の12倍に当たる5900人ほどの入学生を受け入れていたこともあったとか。



さて、少々トゲトゲしくなってしまったので余談だが...
このニュースを何も知らず無邪気に読み上げたアナウンサーは群馬テレビの三上彩奈アナウンサーだと思われる。青森育ちで群馬で奮闘する若手アナウンサーなので、皆さんぜひ応援してほしい。



あります。

〇〇比率とか言われてもピンときませんよ、という人いるでしょう。比率でみるのはその大学の規模にあったものかどうかで見るためなので、絶対値で見ると全体像がボヤけてしまうのですが。でも、もっと手っ取り早く見る方法、あります。
最初に断っておきますが、財務は総合的な視点で見ていかないとわからない部分もあり、これをもって必ずしもヤバイというわけではありませんが、まあほぼイコールと思ってもらっても大丈夫です。

1.将来的にヤバイ大学かどうか見たい。
→「貸借対照表」における「特定資産」が
極端に低いまたは0、「現金預金」が極端に低い。
これは、実際に財務書類を見るのが良いだろう。大学部門の募集停止を発表した上野学園大学の財務書類を見てみよう。財務書類は大抵「大学紹介」の「情報公開」に掲載されている。

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特定資産1億2000万円、現金預金2億2000万円となっている(「その他固定資産」に有価証券があるかもしれないが、微々たるものだろう)。これがこの学園の運用できる、流動的な資金だ。ここでヤバイセンサー機能してほしい。
「この金額が大きいのか小さいのかピンとこない」という人もいるだろう。もしかしたら事業規模が極端に小さくて、支出も少ないのかもしれない。この運用資産(貯蓄)であと何年もつのか。
「毎年どのくらい資金が増加・流出しているか」を見る「活動区分資金収支計算書」がある。

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この計算書の一番下から3番目に「支払資金の増減額」とあるが、これが実際のその年度における資金の増減額だ。
「お、上野学園4800万円もプラスでスゴイやん!」と思うでしょう。違うんです。上の方を見てください。
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「教育活動による資金収支」は本業と思ってください。本業は1億8000万円の赤字。
「施設設備等活動による資金収支」はその名のとおり施設設備維持にかかる資金収支で3100万円の赤字。
「あれ、赤字続きなのになんで最終的に黒字なの?」と思ったら、下の方を見ましょう。
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「その他の活動による資金収支」は、その他投資等活動による資金収支だが、上野学園は4億3000万円もの借入をを行っており、結果的にその他活動資金収支差額が2億6000万円のプラスになったので、最終的には4800万円のプラスになったというわけだ。
つまり、本業だけだと2億円近くの赤字で、現在の運用資産(貯蓄)約3億400万円が2年ともたない状況である。
こんな状態だからこそ、借入を行ってなんとかやっていけているのだ。

ヤバイ大学かどうか見るには、まず「特定資産」をきちんと積立てているか見るべきだ。その次に現預金を見て、有価証券もあるか見る。「現預金が豊富にあるな」と思っても、実際は借入によるものだったりする。

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ちなみに刑事事件とか民事再生法適用とか色々あった明浄学院(大阪観光大学)は特定資産0、現金預金6000万円の状態で、長期借入金が2億2000万円という絶望的な状態だ。

今日はここまで。反応あったら、続編やります。

・まとめ
①まず特定資産を見て極端に少ないかどうかみる
②活動区分資金収支計算書を見て資金の流出がないか確認する、それをもって何年分もつか確認する。
③極端に借入金がないか確認する。

  終
制作・著作
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最近地方のBF大学の公立化が加速している。
公立化すると受験生人気はV字回復する。公立ブランドと、学費が安くなるためだ。
個人的には安易な公立化は反対で、日本のよくわからない土地に、無理やり大学残す必要あるか?と思う。


東北公益文科大学は日本で初めての公益学を学ぶ大学として開学したが、最終的には税金でお世話になるという体を張ったギャグで終焉を迎える準備をしている。

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余談だが同大学の財務はこんな感じ。はっきり言ってヤバイ状態だが、無借金でまだ貯蓄がそこそこあるので、もうちょうい自力で頑張れと言いたいレベル。もっとヤバイ大学はほかにもあるので。

また、同大学は山形県にあるが、同じく山形県に2022年にモビリティシステム専門職大学というウソみたいな名前の専門職大学ができる。


地方創成というが、人口が減っていくなかで今までような地方都市を形成するのは不可能であって、適正規模を図る必要がある。だが地方はその土地の首長は自分のことしか考えないので、とにかく国からお金を引っ張って生き延びようとする。負の連鎖だ。

例えば稚内北星学園大学。そもそも論として稚内に大学を作ろうという発想がクレイジーなのだが、首長とその土地の人がやると言えば通ってしまう。結局、同大学は学校法人育英館に吸収され、2022年4月より
育英館大学としてスタートし、京都に分校を作る(なんだそれ)。
ちなみに稚内北星学園大学の財務分析は下記のとおり。




これから地方底辺大学の公立化はドンドン進むでしょう。そして学生が分散していって、巡り巡って都市部の大学も貧する。このいびつな構造、文科省がえいやあ、で進路を示さないといけないと思う、文科省は未だにBF大学を毎年量産するという自殺行為を行っている。


なるべく原始的な生活をする

最近、コレ系の本を結構よくみかける。そして共通して言っているのは、とにかく原始的な生活を意識し、デジタルデバイスから意識を遠ざけることだ。
携帯はしまう。デスクの見えるところに置くことすらダメだ。視界に入ってしまうだけで、集中力が奪われてしまう。音出すなんてもってのほか。
最近、集中力を阻害するものが増えてきている気がする。SNSなんて典型だ。最近力入れてやるようになってわかってきたが、とにかく人のやることに文句をつけたい暇な人が多いため、構ってるだけ無駄だ(同じIPアドレスでうちに批判コメント何度もしてる君、君だよ!)。程よく距離を保つ力が必要だ。
マルチタスクになってしまう場面も増えた。 何か作業している間は、ブラウザは閉じたほうが良い。とにかく目の前のタスクに集中することだけ意識するのだ。
これ、意識してやってみると結構良い。没頭できるくらい物事に集中できるようになったし、効率もあがったように思える。事務作業に限らず、ぜひ意識してみてください。

集中」で思い出したが、最近ボクがよくツイートする東京福祉大学の中島恒雄総長の研修に対する感想文にも「集中」という単語が良く使われている。




東京福祉大学学長補佐
元東京福祉大学学長
元筑波大学第二学群長
元筑波大学第二学群人間学類長
元筑波大学心理学研究科長
元学習院大学教授
日本認知心理学会初代理事長
教育学博士
太田信夫(原文ママ)先生など、一つの感想文に5つも「集中」という言葉を用いている。東京福祉大学は肩書を経歴書のように書き連ねるのが特徴だ。

ちなみに同大学は、総長に権力が集中していることが問題視され、先般の問題を引き起こしてしまったとされているが、大学側はそうは思っていないようだ。きちんと目の前の問題に集中して向き合い、説明責任を果たしてほしいものだが・・・。

幸福の科学。

聞いたことがある人は多いだろう。大川総裁、衆院選で候補者乱立、たまに町で見かける豪奢な建物、息子がYoutuber等、話題に事欠かない。
その中でも、この宗教法人が大学を設置するという宣言は、世界が震えた出来事だった。
結論から言うと、その後文科省から認可取り消しを食らったり、さらに申請して認可取り下げをしたりと大苦戦している。



実はこの法人、既に関西と関東に1校ずつ中学・高等学校を設置しており、学校運営の実績はある。




では、なぜ認可申請が取り下げられたのか。もしかして財務が絶望的にヤバイから?!
ということで、財務面を探ってみた。
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まず教育活動収支(本業)と、経常収支だが、4年連続安定して黒字。それ以前の年度も黒字であったので、特段問題はない。そうかそうか、じゃあめちゃくちゃ借金抱えているとか?!
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借金は0だ。運用資産というのは特定資産(貯蓄)と現預金の合計値だ(有価証券なし)。運用資産も右肩上がりで、好調なのだ。


さすが大川総裁!学校運営もスマートにやってのける!!


とはならない。

実はこの学園の収益構造を見ると、およそ4割近くが寄付金収入であることがわかる。学納金の2倍に迫る額だ。


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例年、おそらく幸福の科学本部から多額の寄付を受け入れている。下記はその推移だ。

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2013年の110億円の寄付て!

2012年から2014年にかけて大学認可申請を行っていたので、施設設備費が多額に必要になったのだろう。しかし、この幸福の科学の資金力、恐るべし。
その後大学は不認可で校舎もろとも私塾としてしか活動できず、生かしきれなくなるんですけどね。

毎年10億円以上の寄付があるんなら、そりゃ幸福になるでしょうね。
結論から言うと、普通に運営してたら赤字体質の学校なのですが、寄付金があるからオールOK!という感じです。大学を開設したら、どのような収益構造になるのか、少しきになる。

しかしこの良好な財務状況でありながら、認可されないって、どんな教育内容で申請したのか・・・。
まだまだ虎視眈々と大学認可を狙っているでしょうね。



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