もっと酷くなる
ルポルタージュは好きなので、滅多に本は買わないが、久しぶりに購入した。
国公私立大学で起きている労働問題、ハラスメント問題、ガバナンス問題等々にスポットライトを当て取材している。多くの大学にとって、程度の問題はあれ似たような事象は起きていると思う。それは、相手方が教員というある種の個人事業主と、理事長・学長という特異な存在での関係で起きることなので、普通の感覚とは少し違うのかもしれない。
文章中で気になったのは、「私立学校法が改正されたから」「独立行政法人化したから」こうなったという、やや強引な結論付けが目立った。その改正によってどのような事象が起きて、その結果どうなったかを十分に検証する必要がある。何が正しくて何が正しくないのかが全く見えてこない。これでは政権批判のための強引な結論付けのような印象を受けてしまう。
とはいえ、全体的には読みごたえのある内容だった。特に私立大学は面白い。なんせ国公立と違ってお先真っ暗だからだ。ただ、本著で取り上げられているのは腐ったミカンでお馴染み追手門大学や山梨学院大学等、まあ割と聞いたことあるところが多い。
本当に悲惨の大学は、このほかにいっぱいある。それこそ、このブログで取り上げたような定員割れ貧困大学だ。こういうところはもう本当にどうしようもない。こういった大学が迎える末路は、注意深く検証する必要がある。そう、このブログで。
ルポルタージュは好きなので、滅多に本は買わないが、久しぶりに購入した。
国公私立大学で起きている労働問題、ハラスメント問題、ガバナンス問題等々にスポットライトを当て取材している。多くの大学にとって、程度の問題はあれ似たような事象は起きていると思う。それは、相手方が教員というある種の個人事業主と、理事長・学長という特異な存在での関係で起きることなので、普通の感覚とは少し違うのかもしれない。
文章中で気になったのは、「私立学校法が改正されたから」「独立行政法人化したから」こうなったという、やや強引な結論付けが目立った。その改正によってどのような事象が起きて、その結果どうなったかを十分に検証する必要がある。何が正しくて何が正しくないのかが全く見えてこない。これでは政権批判のための強引な結論付けのような印象を受けてしまう。
とはいえ、全体的には読みごたえのある内容だった。特に私立大学は面白い。なんせ国公立と違ってお先真っ暗だからだ。ただ、本著で取り上げられているのは腐ったミカンでお馴染み追手門大学や山梨学院大学等、まあ割と聞いたことあるところが多い。
本当に悲惨の大学は、このほかにいっぱいある。それこそ、このブログで取り上げたような定員割れ貧困大学だ。こういうところはもう本当にどうしようもない。こういった大学が迎える末路は、注意深く検証する必要がある。そう、このブログで。